太兵衛のアンニュイな生活
とかくこの世は『太兵衛に武兵衛(多勢に無勢)』、「越後屋、お主も悪(わる)よのぅ」なんて出来事ばかりで、嗚呼..アンニュイな日々を送りたい。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

福田政治の終焉-2

(3) 選挙制度と民主党~

 さてようやくここからが本題である。政治が大きく転換した最大の要因はシステム―いうまでもなく選挙制度が変わったからである。これにより政治に対する感覚がようやく変わり始めた過渡期にあるのではないかというのが私の見方である。
 小選挙区制になって時間が経ち日本の政治もようやく政策本位の論争になりつつある。皮肉にも小選挙区制に一番真っ先にに対応した政党は自民党ではなく民主党であった。もっとも旧来の自民的体質を引き摺っていると思われている民主党が、政策本位の「マニフェスト」なる代物の政策綱領を掲げることで政治が変わるか当初は疑問視する声も大きいかった。
 しかし、この重要性に気づいた他党もあっという間に追随してきたことからも分かるように、本来小選挙区制は政策判断を下すべく行われるのに適した制度なのだ。民主党は元もと二大政党制移行を目指して意図された政党であり、政策論争により政権交代可能な二大政党制の理念の実現が期待される政党であった。
ところが大方の人は、いまだに中選挙区制時代の概念が根強く残っていて、政権交代を不安定要因だと考えがちである。だから民主党がことあるごとに政権交代とオウムのように繰り返すのは分からないわけではないが、その期待通りには進まないことが民主党には分かっているのか、いないのか、そこから一歩先に出た知略が足らない。
 今年、ある象徴的な出来事が起こった。ガソリン税の暫定税率の撤廃を求め民主党が都道府県の知事と掛け合っていた時だ。九州のタレント知事と菅氏が代替案の論戦をしていた時にいわれた一言「信用できない」。私は民主党案は実務的で良かったと思っているが、そういう所に話がいかないのが今の政治実情なのだと思う。
 民主党がいくら立派な代替マニフェストを掲げたところで、それは実現せねば紙切れにしか過ぎない。だが政策を実現する見通しがあるのか、ないのかは、我々一般の素人には「分からない」のである。どんなに立派な文章でも一官僚の書いた作文に敵わない。それは官僚の作文が優秀だからではない。官僚という政策を立案し遂行する立場の者が書いているからに他ならない。自民党のマニフェストなど中身は大した事はなくとも「安心」するわけである。
 だが打開策がないわけではなかろう。本当に改革が必要なのはどこの分野なのか、民主党には出来て自民党には出来ないこととは何なのか。民主党は政権の座についたことがない。それは大きな短所でもありながら私には非常に魅力的に思える。
 そして民主党は自民党と違って役所に頼れない分、外向きのアンテナや情報網をそれなりに構築してきたはずだ。一方で自民・官僚に問いただして欲しいと思っている人は山ほどいるだろう。私が民主党員ならもっと開放的な柔軟な組織にして、直接の票にはならないかもしれないが、硬直化した特定の利害者集団にならないように懸命に模索するだろう。今の民主党は国民からすれば、ひところよりさらに何をやっているのか分からないようなイメージがある。民主党が言い出したことを自民党が利用している面もあるだろうが、マスコミから注目されない分だけ中身が見えるような工夫をしなければ、文章だけ持ってきても党としては信用されにくいのである。
スポンサーサイト

プロフィール

越後屋太兵衛

Author:越後屋太兵衛
独り言ブログです。

最近、政治不満解消型ブログ化してきてしまい、他の方が読むとストレスがたまるかもしれませんので注意。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。