太兵衛のアンニュイな生活
とかくこの世は『太兵衛に武兵衛(多勢に無勢)』、「越後屋、お主も悪(わる)よのぅ」なんて出来事ばかりで、嗚呼..アンニュイな日々を送りたい。

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犯人は永田町

近まで一部の評論家で言われていた永田町のワナ。政治家が覚悟の上で永田町改革に取り組んだから干されたというのが彼らの言い分だ。自民党VS永田町という構図がみえるのか、年金問題の他にも永田町のお役人が仕切っているのか庶民の私には分からないが、私腹を肥やす悪代官に立ち向かう正義のヒーロー物語とでもいいたげで、政治側の責任を追及した民主の長妻議員などはさしずめテロリスト扱いというわけだ(※1)。


いわゆる永田町の『お役人』と呼ばれる人に個人的にはいいイメージはない(※2)。社会的にも最近の公務員には年金横領とか酷すぎる事件もある。『永田町』といえば橋龍の行革の時や、さらにリクルート汚職、もっと古くから色いろと言われてきた所だ。「昔陸軍、いま主計局」なんていわれていた時期もあった。それが財政悪化に伴ってその責任を追求されたり、詰め腹を切らされるのは当然の成り行きといえるところもあるだろう。小泉元総理が進めてきた改革路線は金の流れを変えたことだが、役人の縄張りには立ち入らずにうまく利用してきた。放置していたともいえる。
それに対し安倍首相がやろうとしていたのが役人改革そのものだという指摘である。具体的には人事権を縛ったから、中央役人の反発を食らったのだという。
それを見抜けないで安倍叩き(彼らによれば)に走る国民はノらされているのだそうだ。


今さらだが、だがその人事権を奪うとは何?と聞いたところで多くの国民側からすれば「だから?」という印象しかもたないだろう。甘い、叩かれた理由(現実)を全く分かっていない。そもそも「官民人材交流センター」なんて大そうご立派なモノ自体が既にアウトなのである。それをヒモ付き天下りよりマシだから応援してあげてというセレブ的発想、これが官の人事権を掌握して管理するためだとしても、なぜ天下りを監視する組織ではなく転職斡旋機関なのかという疑問符がつく。わざわざそういう公務員向けの機関を作る必要があるのだろうか。
税金で作った職安があるんだからそこに通えばいいというのが一般人の常識だ。本当に有能なら見返りなしでもどこでも喜んで採用してくれるだろう(※3)。一方では負け組みとかニートやフリーターとさんざん迷惑がって叩いておきながら、オレ達の転職先は人材バンク丸抱えでメディアは応援すべきとは随分間の抜けた話である。話が逆、お役人は有能な人材なのだろうから特別に応援なんぞする必要はないはずだ。応援するなら職安にいる人も一緒である。どっちを向いて政治をしているのかということなのである。
その上でさらに例えば恩給に厳しい制限を設けるとか、天下りを雇う側も厳しく罰するというような本当に血みどろの行革ならば話も分かるというものだ。
こう書くと「優秀な人材が‥」などと述べるのがいるが、そんな見下し発想で人が集まらなくなるような誇りのない金食い虫はさっさと辞めてしまえばいい。ITの時代に職人でもないのだから、採用制度を変え研修制度を充実して職務を見守れば、代わりの中途採用など幾らでもできるだろうし、今の時代に志願者も山のようにいるだろう。


それから官僚支配で仕事が出来なくなったというが、首相は自分達のやりたい仕事だけはちゃっかり役人と仲良くゴリ押しして通しているではないか。自分の理念に沿ったやりたい法案は役人と結託してろくに議会で審議もせずに通しておいて、年金など難しい仕事が出来ないのは役人のせいにするとはムシのよい理屈が通る世の中になったものである。いささか政治ゲームばかり読みすぎて現実社会が見えなくなっているのではないだろうか。


 


※1 民主党ながつま昭議員のホームページより
http://naga.tv/070808.htm


※2
書きながら思い出したのは、昔いた職場で天下りの人と一緒になったこと。だいぶ前のことなのだが、旧通産省から外郭団体経由で入ってきた人でかなり年配の方だった。もちろんヒモ付き(関係先)。どうかと聞かれれば個人的なことなのであまり書きたくはないのだが、仕事に関していえばあまり印象はない。
私もまだ若造で至らないところも多々あったかもしれないが、そんな小僧からみても正直「勘弁して」と言いたいこともあった。こういう下になると大変で、外のふさわしい役職にでもしてよと内心思ったが、いい勉強にはなった。ご当人に悪気があるわけではないのだろうけれども、世間で云われていた噂はあながち嘘じゃないとも思えた。人により色いろとあるのだろうし、もちろん今いる公務員の仕事ぶりはどうか知らないが、「天下りだから」なんて、そのうちフツーに気にも留めなくなった頃の話である。
ちなみに上に書いた「いいイメージはない」役人達とはまた別(省)のことだ(似ている所もあるが)。


※3
もちろん公僕なのだから元公務員の地位を利用してなんてのはダメだ。民間人が営業先を引き連れて転職活動するのとはワケが違う。辞めてもそれまでの恩給分(最低条件17年)は国庫から支払われるのだろうから当然である。



安倍首相の失敗は方針のたて方の失敗、要するに仕事の優先順位が違うことにあると思う。早急にやるべき課題は手を付けず、自分の理念をことさら偏重して先頭の項目にすえた。価値観を伴い議論の割れる本来なら時間をかけても良い課題を先に手を染めてなりふり構わず強引に進めた結果が、他の政策に歪みや皺寄せを招くほかに混乱を大きくする一因にもなったのだと思う。子供でいえば宿題をやらずに好きな科目の教科書を開いて勉強した気になっていたというところか。
私自身は昨年の組閣の人選を見たときに、他の方の指摘と同様、あまりにひどい人選に正月明けの温暖化の記事でイヤミを書いたが、危機管理の甘さはそれ以上にどうにもならないほどだったことも要因であろう。そういう中での首相という重圧に耐えられなかった。ならない方が幸せな人だったのかもしれない。
『叩き』というが、あれ程度の批判が原因で滅入っていた(?)としたら、命を脅される話すらある彼の大嫌いな社民、共産党員なんてもっと悲惨だろう。首相前の行動をみれば、彼もまた然りで「口中の斧」とはお釈迦様もよく言ったものである。私も気をつけねば‥
首相としてお疲れ様でした。

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