太兵衛のアンニュイな生活
とかくこの世は『太兵衛に武兵衛(多勢に無勢)』、「越後屋、お主も悪(わる)よのぅ」なんて出来事ばかりで、嗚呼..アンニュイな日々を送りたい。

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ISAFも武力行使

沢代表による国連ISAF参加は武力行使を前提とした活動である。紛争地域(統治地域)での治安維持を主体とする活動も戦争行為の立派な一部であり、この点で私は民主党を全く信頼していないし支持もしていない。実質自民党の調査会(安保法制懇)が進める集団的自衛権の拡大解釈による戦闘地域への派遣といい、要は紛争地域に武力で介入するということだけだ。


民主党への反論は簡単である。我々はとかく国連を世界代表の警察機関のように考えてしまうが、実質的には国連というのは利害調整の場でしかない。冷戦時代の米ソ対立時代を思い出して欲しい。国連というのはテーブルを囲んで個々の国が自国の利害を主張をする場所でしかない。何にもないよりマシというだけで、国連が役立たずといわれるのはそういうわけだ(私はそのような場を提供することも全く意味のないことだとは思っていない)。
つまり米国主導の決議案もロシア主導の決議案も、「国連」という名を借りた各国利害の恣意性が通用する場所なのである。いわば国連という錦の御旗をめぐる争いであって、この性格は何ら変わっていない。然るに民主党案は「人道援助」や「国際平和」という名目の下に、そのような恣意性をまた体の良い様に都合よく再解釈することでしかない。場合によっては安保理決議を米国側の決議案だからと反対してみたり、或いは中国側の決議案だからと反対してみたりするだけのことだ。
結局はそのような大義名分の下に国連の場を活用しているにしか過ぎない。自国の利益を「国連」という場を通じて考えてみたところで、そこでの武力行使が認められたのは名目的な意味合いに過ぎず大国の思惑に左右される場合もある。大国の利害に加担するという意味では、安保の拡大解釈による危険性となんら変わりがない。こんなことは中学生でも分かることだ。


そもそもこの国連決議は正しくてあの国連決議はおかしいなどと主張している党が、ISAFが国家による主権の行使としてではなく国連中心の武力行使だから問題ないと述べてみたところで、NATO加盟国でもない日本にとってはそのような国連の性格を考えれば、いたずらに自衛隊(員の命)を政治利用しているようにすらみられても不思議ではない。
それが憲法の禁止している武力行使に該当しないというなら、国連を無視した武力介入が考えにくい現在の情勢では、いまや世界中の国が憲法九条を履行している平和主義国家だらけということにもなりかねない。


前回も書いた通り紛争地域での武力行使は実質戦争繋がりかねないという意味で、民主党も自民党も対立がないとすれば世も末だと私は思っている。国民がそう望んでいる限りにおいて、このことはどうすることも出来ない。
何度も書くけれども、日本が出てきて一緒に戦闘に参加して欲しいなんてどこの国の政府も強制できるわけではない。米国のせいだとか(左翼)、テロリストのせい(右翼)にしても有害無益全くの無駄である。法治国家である以上は結局は決める側は自分達で決めればいいだけのことで、事実は戦闘に参加したければするだけのことでしかない。


そしてもっとも大事なことは、たとえば中東など紛争地域などに米軍か国連軍だかにくっ付きのこのこ出かけて、彼らの一部をテロリストだと言い放って掃討すれば、その代償は果てしなく大きいということだ。テロリストだとしても悪魔の子なわけではなく家族もいるだろう。
日本の歴史上に初めて彼の地に赴いて殺害するかつてないバカな我々の世代のせいで、今後は彼らに子々孫々に渡って恨まれる事態が起きることになるかもしれない。


おまけに紛争地域に出かけ紛争に参加して帰ってくれば当然ただではすまされないわけで、その成果といえば今後は国内でも欧州や米国同様に海外テロリストの本格的な主要ターゲットになることかもしれない。外国人テロリストによる国内での死傷者が発生・頻発すれば、テロ撲滅の掛け声の下により過激な対策(行動)を求める世論が高まることは間違いない。不条理な死に「極刑」を求める声と同じことだ。はっきりと彼の国(社会)は万死に値するなんて議論も出てくるかもしれない。そうなれば自衛隊員の命など犠牲になってもやむを得ないという議論が常識になっているだろう。


自民党と民主党の大義の差といえば、自国の平和を守るために世界の紛争に武力介入するか(安保拡大)、世界の平和を守るために世界の紛争に武力介入する(国連介入)というキッカケの違いだけであって、本質的には行き着く先は同じところである。
いずれにせよ9条改憲派には内心悪い話ではないだろう。これをテコに民主党を揺さぶれば、うまくすれば党分裂による政界再編か改憲話にこぎつけられるかもしれない。実体を先に進めて外堀を埋めてから、後で憲法により武力行使の前提の邪魔になるなら条文を排除すればいいだけのことで、小沢氏の本音もそこにあるのかもしれない。



一国平和主義といわれるかもしれないが、私はこういう国になったら二度と戦争をしないという意味での平和記念式典などやらない方がいいと思うし、しらじらしい「平和主義」だか「平和を愛する国民」などという言葉には唾を吐きかけたい胸くそ悪い気分になる。他の国に軍隊をやって人を殺せる国にして何が平和式典だ。クソ食らえといいたい。
だが世の中には正反対の人もいる。平和の為に人を殺すのが正義で、日本人は平和主義だが平和を破壊する他国が全て悪いとはっきりと言えばいい。
日本も平和を守る為に世界中に武力介入します。その為には戦争を禁止している憲法九条を改正して、国連軍や米軍の安保活動に自衛隊としてではなく正規の国軍として堂々と戦闘にも参加します。そう宣言してからこういう主張をすれば分かり易いだろう。



現実的課題としては、日米安保とテロ対策という問題と国連と国際紛争の調停は安易に絡めないで、無制限にならないように自国で国際貢献できる範囲をしっかり定めて守って欲しいと思う。武力行使を堂々と主張する点では民主党には大きく失望したので、むしろ私としては数少ないハト派の政党や良識ある政党内グループに僅かな期待を残すのみとなってしまった。


関連:
小沢氏に批判相次ぐ=「ISAF参加、衆院選争点に」-自民各派 [時事]
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007101100679
ISAF「嫌なら離党せよ」、小沢発言の波紋広がる [讀賣]
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071013ia23.htm

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